オナ禁生活13日目・・・らせん
AM11:14。
かなり久しぶりの新宿駅に降り立つ。
降りた瞬間、新宿駅に着いたというだけで、今までに感じたことのなかったワクワク感がこみ上げてきた。
いよいよだ。
こんなにすがすがしく新宿駅の中を歩くのも初めてかもしれない。
乗換路線に向かう。
ずいぶんと移動した。
階段を何段も下りて、ようやっと目的地への電車が来るホームまで来た。
ここで、時間を確認する。
すると、彼女からのメッセがあることに気付いた。
すかさず読む。
・・・・・・・・。
ここまで来てか・・・・。
その可能性があることは前から分かっていた。
ただ、それなら前日か今日の朝に分かっているはずだ。
だが、実際は、目的地のすぐ手前で分かった。
複雑な心境になる。
内容から、察するに、なんとか午前中に仕事を終わらせて行こうと思ったのだろう。
よくよく考えれば、うれしい気持ちになったが、結局は、会えないのだ。
周りの世界は・・・電車は時間通りに止まり、時間通りに次の駅に向かっていく。
すぐ切り替える。
今日は、このメッセの返信だけなんだ!!
今までの自分とはわけがちがう!!
その心持ちでここまで来たんだ!!
そう、ふたたび思い立ち、
とにかく、シンプルに、
連絡してくれたことへのありがとうの気持ちと、
その時、ふと思いついた励ましの言葉を添えて、
送った。
これで、いい。
ここで、この後どうするか考える。
このまま帰るのももったいないと感じたので、正直気が進まなかったが、急きょ、調べてほかの興味がありそうで一度も行ったことのない美術館に行くことにした。
展覧会を観る。
30分も観なかったと思う。
たまらなくなって外に出た。
何かを吸収することが問題じゃないんだ。
また、時間を調べて、帰ろうとしたら、
!?
彼女からまたメッセが届いた。
もう終わったことだし、何かあったのかと思ったら、
・・・・・・・・・。
たしか、あれは、そうだ!美術館から駅に向かって、その駅に入ってホームに来た時だ。
その時、ふと、自分のコンプレックスっておもしろいなあと思った。
なんてこった。
このタイミングで!?
約12年も悩み続けてきたことが、あっさりとそんな気持ちになってしまったのだ。
彼女が今日最後に送ってくれたメッセ!
読んだ後だ。
まただ。
また、シンプルに解決した。
こんなにうれしいことはない。
次に、もし、彼女に会うことがあったら、間違いない。
過去に会ったことがない自分と会えたと思うだろう。
そして、その時、僕は・・・。
昨日、書くのを忘れていたが、昨日の朝、ふと、3年前によく聴いていた曲を思い出して聴いた。
いい意味で、あの頃と、違った気持で聴けた。
Anoushka Shankar - Your Eyes (Sitar Solo) - YouTube
合掌する習慣、始めてみるか!
また、今日も、夕飯の時に聴いた。
気持ちは、ずいぶんと変わったと思うが、まだ全然収拾がつかないと感じる。
また1個ずつ、見つめなおしてみよう。
ともあれ、こうして、今日はかけがえのない、忘れられない一日になった。
~来週につづく~