オナ禁生活23日目・・・地球がみえる飛び込み台
午後。
いつもの帰り道。
体のなかが、ざわざわする。
帰り道の途中に、わりと大きな書店があるのだが、
そこに行こう!と言っている、かのように感じる。
久しぶりだ。
直感がきた。
実は、昨日も同じ状態ではあったが、
考えが先に出てしまった。
「本は今読みたい気分じゃないし・・・。」
ただ、今日も帰りぎわになってまた、
同じ感覚になったため、
これは何かあるぞ!!
と、適度な期待感を持って、足を運ぶことにした。
もちろん、こんな気分では、
これといって欲しい本は、なかった。
書店に到着。
本を読む気分ではないことは、自分の中でわかっていた。
だから、そこはあくまで自然に通していくことにした。
芸術や詩集、写真集などのコーナーに寄る。
まどみちおの詩集があった。
すこし、気分がよくなる。
詩は、割と好きな方で、かつて、1冊の詩集にこだわって読んでいた時期があった。
が、しかし、
これじゃない。
絵画関係には、不思議なことに、ほとんど見向きもしなかった。
他の棚をみると、
いろいろな、世界の美しい風景~みたいな写真集が多く並んでいた。
すこし、気になる。
けれど、写真はあまり好きじゃない。
好きと言えば好きだが、のめりこみたい分野ではなかった。
ただ、その中で、1冊、ピンときた本があった。
「世界の美しい階段」
ほかにも、橋だの美術館だの図書館だのいろいろあったが、なぜか、
階段に目が止まった。
そこで、気付く。
自分って、階段わりと好きだな。
そんなに、好きだ!と誰かに言うものでもなかったし、
もし言っても、マニアックというイメージにもなれないほど、
感覚が、ぬけていた。
さっそくパラパラとめくる。
・・・・・・・・・。
こんなところに!?
という印象が強かった。
結果、購入してしまったのだが、
自分でも驚くほど、
階段に、
そこに、ストーリー性があると感じたのだ。
写真に対する考えが、美術館を巡るなかで、
それなりにあったのだが、
ものすごく、想像が膨らむ。
自分は、どんな階段を登りたいのだろう?
~あしたにつづく~