オナ禁生活28日目・・・ちょっと美術館まで、その1 ~神奈川県立近代美術館 葉山~
AM10:07。
晴天。
逗子駅に来るのは、2度目。
逗子駅を降りるのは、初めてだ。
降り口が、はじめ分かりづらかったが、西口にはバス停がないことが分かり、
東口へ向かう。
美術館へのバス停は、改札から出てすぐ近くにあった。
AM10:24。
少し待ったが、出発。
途中、ずいぶん狭い道が続くと思ったが、
そう思ってから、ずっと、せまい道が続いた。
この感じは・・・!
久しぶりだ。
こんなところに(*意見には、個人差があります)美術館なんてあるのか?感。
自然豊かな土地だからこそ、感じられる、冒険心。
もしかして、バス停間違えた?とも思わせるほどの、意外性。
非日常の世界へ!
期待が膨らむ。
道中、海がよく見られた。
ヨットの旗がたなびいている。
行きの場合、バスの右側の席からよく見える。
私の場合、基本的に、美術館に行く際、なるべく必要最低限のことしか
調べないようにしている。
まず、何時ごろに着くか?
美術館の場所と、開館時間のチェック。
あとは、お目当ての展覧会の内容についてだ。
AM10:42。
美術館前に到着する。
とは、言っても、降りた瞬間、どこにあるか分からない。
そこで、バスが出発し、道路の向かい側をみると、
あった!!
道路から少し離れたところに、美術館が見えた。
さっそく、道路沿いにある展覧会ののぼりを写真に撮る。
少し、美術館に近づくと、レストランの看板があった。
ひとまず安心する。
いよいよ、美術館へ!と思ったら、なんと!!
海が!
美術館から、海が見える!!
しかも、散策路があり、浜辺まで行けるみたいだ。
私は、このときは、ブーツをはいていたため、
砂浜の手前で断念したが、
夏に来れば!!
・・・・・・・・・・。
大いに、楽しめそうだ。
それにしても、
美術館に入るまで、ここまで楽しくなったのは、久しぶりだ。
ちなみに、レストランからも、もちろん、
絶景を眺められる。
そして、
やっと、美術館へ入る。
海辺の近くにふさわしい、開放的な空間が、目に飛び込んだ。
チケットを購入。
地下に美術図書館があることに気付く。
この時点で、また近々、ここに来ることを決意する。
コインロッカーに、荷物を入れて、
いよいよ!展示会場へ!!
この入る瞬間、何ともたまらない気持ちになる。
「ヘレン・シャルフベック展」
フィンランド出身の、女性画家だ。
日本では、初の回顧展になる。
AM11:00。
絵のことより、まず、
空間に、驚く。
ものすごく広い!!
一度に何十人観られるかと思わせるほどだ。
しかも、いいのか、そうでないのか、
順路に縛られないで、観られる!!
展覧会は、基本的に、観てほしい順番があり、それに伴った順路があるのだが、
今回は、順路を忘れさせるほどの広さに圧倒されたため、
その上、今回は展覧会自体、以前1度東京で観に行ったことがあったため、
順路をあまり気にせず、
自分のペースで自由を十分に感じながら、楽しめたし、
何より、お目当ての作品を見つけるのも、早かった。
そして、ついに、対面。
「快復期」
こんなに、長い期間(7か月)を空けて、
同じ作品に、
また、お目にかかれた。
やはり、思ったより大きい。
そして、自分の成長を、感じられた。
もう一度、観られてよかった。
まだ、最初に入った時は、日曜日にも関わらず、あまり混んでいなかったため、
ものすごく、集中して、鑑賞できた。
やはり、場所と観る時期と状況が違うと、
不思議なことに、
全然、違って観えてくる。
一通りまわってからは、またお目当ての絵に向かった。
そして、改めて、
自分に、まだ、美術に対する情熱があったことを、
確かめられた。
PM0:00。
ちょうど1時間たった。
今の自分は、このくらいがベストなのだろうか?
少し、タイミングを見計らって、レストランの予約をして、待つ。
海が見えるレストラン!
これだけで、もう気分が高まる。
30分ほどでレストランをあとにし、
地下の図書館へ向かう。
帰る時間の関係上、あまりいられなかった。
だが、大きな発見があった。
全部は把握しきれなかったが、
今、全国で行われている展覧会の
図録が、置いてあった。
真っ先に目にとまる。
志村ふくみ 母衣(ぼろ)への回帰
現在、京都で開催されている。
その展覧会のカタログを、
展覧会に足を運ぶ前に!
見てしまった。
こんなことがあっていいのか!?
もちろん、少しだけ見たのだが、ますます、実際に行ってみたくなった。
そう思ったら、バスの時間が近づいていることに気付く。
PM1:31。
美術館をあとにする。
もっと、早く来るんだった。
そう何回も思ってしまうほど、
私にとって、
ものすごくはまってしまう空間だった。
展覧会の内容関係なく、その美術館に行ってみたいと思ったことが
今までなかったから、なおさらだ。
興味のある画家と、出会えた。
次に行く場所も、無事、決められた。
心地よい、つかれとともに、せまい道をゆく。
~あしたにつづく~