オナ禁生活５４日目・・・地元のアーティストとの出会い
店に入ると、
そこは、ほかの店と、一味違う、
別世界だった。
陶器どころか、
絵画や、オブジェ、版画、などなど。
あまり来たことがなかったが、
こういうのが、ギャラリーという店か。
作品を買うということに、まったく興味がない私は、
一通り見たら帰ろうと、
店全体を見回すと、
！？
こちらを、見ている！？
ほかの展示されている作品とは、明らかに違う、
圧倒的な威圧感と存在感を見せる、
木彫りのケンタウロスが、
堂々と、ギャラリーの一角を守っていた。
どのくらいの時間をかけたのだろう。
ただ、そんな考えも浮かんでは消え、
ただただ、木彫りのケンタウロスに釘付けになった。
しばらく見ていたからだろうか。
美術商の方だろう。
私に、木彫りのケンタウロスについて、
説明してくださった。
まず、樹を決めるところから、何年もかかること。
その一言だけで、鳥肌が立つ。
作家は、牧田草平さん。
栃木県足利市の出身。
すごくたくさんのお話を伺うことができた。
この木彫りのケンタウロスや、
もう一つ、牧田草平さんの作品が、展示されていたが、
どちらも、この作品を観に来るためだけに、
はるばるここに来る人もいるという。
すごく納得してしまった。
その後も、流れで、展示されている作品について
たくさん伺うことができた。
こうして、
いろいろ実際に作家さんと会っている方の話を伺って、
作家さんの作品に対する思いを
肌で感じることができた。
これまで、私にとって、美術の話は、
じぶんとの対話がほとんどだった。
だから、こうして
同じように、美術作品に夢中になっている方と
お話できたことが、
やっと、美術が好きな自分が
受け入れられた。
そんな気持ちになれた。
今度、４月のGWに
春の陶器市が開催されると聞いた。
その時は、大混雑するだろうが、
頃合いを見て、
その時、また来ようと思う。
何日か経てば、落ち着くだろうと思っていたが、
こうして思い出して書くと、
とたんに言葉が出なくなる。
ともあれ、地元にこんな素晴らしい作家さんがいることを知ったのは、
非常に大きい。
私も、美術の魅力を伝えられる人になる。
その一歩が、
益子でよかった。
～あしたにつづく～
今、興味がある展覧会。
大村美術館
ルネ・ラリックのガラスの人物像たち
今日のオナ禁手帳。
体調良好。性衝動なし。性への罪悪感なし。
今日は、一つの試みを行った。声変わり。詳細は、後日。
